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バイアグラを飲むと体の中でどんな反応が起こるのか

手のひらにある色々な薬

バイアグラは日本では最も知られている医薬品の1つと言っても過言ではありません。
これはED(勃起不全症)に使用される薬剤です。
日本ではED治療薬はバイアグラの他にレビトラとシアリスがありますが、バイアグラはこの中でも最初に発売されたED治療薬です。
ここではそのバイアグラを服用すると体内でどのような反応が起こるのか、について解説します。
まずバイアグラは服用すると錠剤が崩壊し、有効成分のシルデナフィルクエン酸塩が主に小腸から吸収されます。
そこから血液に乗って門脈を通り肝臓を経由して、全身の血液循環に乗っていきます。
肝臓を経由する際に肝臓の薬物代謝酵素CYP3A4によって代謝を受け、異化されるため、小腸から吸収されたシルデナフィルクエン酸塩の一部のみが全身に作用するということになります。
その後血管平滑筋に到達するとそこに存在するホスホジエステラーゼVという酵素に対して阻害作用を示します。
ホスホジエステラーゼVはサイクリックGMPという物質の分解酵素であるため、これによってサイクリックGMPの量が増加します。
すると血管平滑筋は弛緩しやすくなります。
すると血管の内径が大きくなり、血液の流れが多くなります。
陰茎部でこの現象が起こると、陰茎海綿体への血液流入量が増加します。
血液流入量が多くなると勃起しやすくなるので、これによって勃起不全症を改善する効果が期待できるのです。
ただ陰茎部だけでなくその他の組織の血管平滑筋も弛緩させてしまうため、頭痛、顔面紅潮、鼻づまり、低血圧といった血管拡張に基づく副作用が起こりやすいです。
特に循環器系の持病があり、治療を行っている方にはバイアグラが治療効果に影響することがあるので注意が必要です。